法話板

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4月のおだいしさまのことば

本文の「瞋恚」とはカッと来る怒りのこと。理性的な判断を失い、争い、それが更に争いを生む、そんな悪さのことです。仏教では根本的な三つの煩悩の一つにあげられています。三毒の残りの二つは貪(トン)と癡(チ)、むさぼりと愚かさです。むさぼりとは欲張り のこと、自己中心の行動の一つです。愚かさとは真実への無知を指します。

さて、本文の「憍慢」とはおごり高ぶることです。自己を自ら誇るのが憍、他を軽蔑し侮るのが慢です。それらに共通する点は他者への尊敬の欠如と、「自己の生存は他人に依存していない」という思い込みです。色眼鏡を外し、誰も否定できない正しさを直視しましょう。

人は動物、植物、微生物を含めた他の生物によって生かされています。その中にあって、他の人間と相互に依存し合いながら生きています。そのことに気づけば、愛語、愛情のこもった優しい言葉遣いが必ず行われます。

新年度を迎え、まず第一に愛語に努めましょう。優しい言葉は争いを遠ざけます。