法話板

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8月のおだいしさまのことば

私たちの心は未熟であるがゆえに、置かれた環境等によって良い方にも、そうでない方にも移ろいます。いかなる時でも仏さまのような清らかな心を保つためには、心のよりどころとして信仰を持つことも大切です。

去る五月に奉修された川崎大師十年に一度の大開帳には、多くのご信徒が参詣されました。期間中のみ授与される護符「赤札」を求めて一か月毎日通われた方、赤札を手に感激のあまり涙を流す方、供養塔の前でお手綱を手に静かに祈る方、何十年もお参りしている方がいれば、初めてお参りの方もいらっしゃいました。

大開帳結願から二か月が過ぎようとしていますが、皆さま、どうか大開帳にお参りされたときのお気持ちを、お大師さまとのご縁を大切に、日々健やかにお過ごしください。