過去の大開帳

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江戸時代から続くお開帳

過去の大開帳

平間寺のお開帳は、江戸時代の宝暦元年(1751)に寺内において奉修された「居開帳(いがいちょう)」が記録に残るもっとも古いものと伝えられています。

この他にもお開帳には種々あり、将軍御成りのあとで寺内において奉修したものを「御跡開帳(おあとかいちょう)」、江戸両国回向院等に出張して奉修した「出開帳(でがいちょう)」、江戸城本丸、西丸に特別の請待があって奉修した「内秘開帳(ないひかいちょう)」などに分類されます。

御跡開帳の日数は15日を最大限とし、出開帳は40日、60日、70日等の日数が定められていました。また、出開帳を江戸で奉修するのは33年ごとと定められていました。

 

往古は住職一代に一度の習わしでしたが、将軍家等の帰依があり、臨時に奉修することもありました。また、講社の要請によって出開帳を勤めたり、遠隔の地へ御分躰を安置して執り行うこともありました。

居開帳は、江戸時代には弘法大師御遠忌や大師堂落慶等に合わせて奉修されていましたが、明治17年(1884)以降は10年目ごとに奉修するのが吉例となっています。

 

「大師河原開帳之図」 歌川国貞(三代豊国)

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