法話板

8月のおだいしさまのことば

おだいしさまのことば

解説

この言葉は、お大師さまが、師である唐の国(中国)青龍寺の恵果和尚入滅に際し、弟子を代表して撰した「大唐神都青龍寺故三朝国師灌頂の阿闍梨恵果和尚の碑」にあります。

鉤(こう)と索(さく)はそれぞれ金剛鉤菩薩と金剛索菩薩の持物です。この二尊に金剛鎖(さ)菩薩と金剛鈴(れい)菩薩を加えて四摂菩薩といいます。

四摂菩薩は、生きとし生けるものを鉤(かぎ)ですくい、索(縄)を用いて引き寄せ、鎖で繋ぎ留め、清らかな鈴の音で喜ばせ、仏の世界へと導いて下さいます。

恵果和尚はお大師さまを一目見て「あなたがここに来ることははじめから分かっていました」と言って自らの後継者に指名し、密教の大法を授けられました。

密教のすべてを学び、悩み苦しむ人々を救いたいという強い信念のもと、幾多の困難を乗り越えて入唐されたお大師さまにとって、恵果和尚はまさに四摂菩薩のように有り難く、尊い存在だったのです。

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