法話板

7月のおだいしさまのことば

おだいしさまのことば

解説

お大師さまが高野山にお堂や塔を建てるにあたり、仏さまや高野山の神々にご加護を祈願されたおことばの一節です。

ここでは、人間はもちろん、意識のある生き物、意識のない山や川、草や樹木も、等しく仏さまの性質を持ち、仏さまが姿を現したものとしています。

ここでいう仏さまとは、大日如来さまを指しています。それは、大自然に本来生きている、すべてをはぐくむ大きな力と表現してもいいでしょう。

別の文で、お大師さまは、「飛ぶ小虫、うごめく虫、なにひとつ仏の性質を備えないものはない」とおっしゃっています。すべてが仏さまの現れであるなら、違いがあっても平等であり、生命のさまざまなようすは上下の差をつけられるものではなく、「みんな違って、みんないい」ことになるのです。

お大師さまのお説きになる平等から、私たちが学ぶことは、一人ひとりの人間をかけがえのない存在として大切にすること、またすべてのものへの感謝の気持ちを失わないことです。

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