法話板

6月のおだいしさまのことば

おだいしさまのことば

解説

このおことばは、お大師さまが著された我が国初の梵字入門書である『梵字悉曇字母拜釈義』に記されています。

梵字は、ファッション、デザイン等で広く認知されていますが、本来は古代インドで使われていたサンスクリット語を表記するためのものでした。これが次第に発展し、様々な書体が生まれます。その流れの中で、密教では仏さまの働きを表すものと考えられ、信仰の対象となりました。

この梵字を体形的に、また宗教的意味合いを持たせて日本に広められたのは、唐(中国)で密教を学ばれたお大師さまです。現在は、お塔婆やお護摩札、お守り、お位牌などに用いられています。

さて私たちには本来、真実を見極める仏さまの智慧が備わっていますが、あれもしたいこれもしたい、羨ましいなどの迷いがあることで自分の中の智慧を見失っています。

そこで、お大師さまは梵字または梵字で書きあらわされる聖なる言葉「真言」を観想、読誦あるいは書くことをもって自身の智慧に気づく、つまり悟るための手立てとされたのです。それはこのおことばの通り、梵字には数多の功徳、仏の智慧が含まれているからです。

川崎大師の護摩修行では、必ず真言が読誦されます。どうぞ梵字、真言の聖なる力を体感できる護摩供修行にご参拝ください。

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