法話板

6月のおだいしさまのことば

おだいしさまのことば

解説

川崎大師の境内、鶴の池のほとりに川崎市の文化財に指定されている「遊山慕仙詩碑(ゆうざんぼせんしひ)」があります。これはお大師様の詩を江戸時代の書家、寺本海若(てらもとかいじゃく)が揮毫し、天保五(1834)年の弘法大師一千年御遠忌に際して建立されたものです。前述の一文もこの中に記されています。

我々が生きていくうえで、思い通りにならないことが数多く起こります。そのような中でお大師様は物事に執着して慌てふためくのではなく、静かに瞑想を行い、心を清らかにすべきだと教示しています。

現代社会に於いて、日々の仕事や生活に追われ、心にゆとりを持つことが難しいと感じる人もおられることでしょう。それが原因でストレスが生じ、人間関係が悪くなる等の悪循環に陥ることがあります。そのような時こそ、深呼吸して心を落ち着かせ、お大師様の言葉を思い出してみて下さい。

これから梅雨の時期に入り、自宅にいる機会も増えることでしょう。雨の滴る自然の音に耳を傾け、この言葉をかみしめながら、心静かに自心を観るのもいいかもしれません。

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