法話板

1月のおだいしさまのことば

おだいしさまのことば

解説

このお言葉は、お大師さまと同じ時代に活躍した徳一(とくいつ)という僧の活動を称えたものです。彼は当時まだ仏教が広まっていなかった東北地方などで布教活動に邁進した人物です。お大師さまは、徳一の人格の高潔さは輝くばかりで、智慧の澄みきったさまは大海のようだと称讃しています。

本文中の「法螺を吹く」と言う表現は、今では「大ウソをつく」というような意味で使われますが、ここでは、仏法を隅々にまで行き渡らせる盛んな布教活動を表わしています。

さて、仏教はいつでも、どこでも、誰にでも活かせる、人としての正しい道でありますが、徳一のような先人達のたゆまぬ努力があってこそ、現実の社会に対応した、苦しみを取り除き、安らぎを与える尊い教えとして、空気のように確かな存在になっているのだと思います。

本年は、当山開創890年の年にあたります。この記念すべき年に、気持ちを初心に戻し、お大師さまの教えを今の社会へくまなく活かす活動を、皆様とともに推し進めていきたいと思います。

 

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